心臓を忘れた
わたし

脈拍は静かに
ぽつり

静かに時は過ぎ
揺れ動く雲間に日が沈む

赤すぎる夕暮れ また
動く人影が無くなる

路地裏の片隅
ひとり

昇らない朝日を
嘆く

静かなこの街は もう
動く事をやめたように
時が止まり動き まだ
空が青くなるのを待つ

静かで とても静かで
静かで とても静かで
静かに 静かに静都市

心臓を忘れた
わたし
脈拍は静かに
ぽつり
外灯が途切れて もう
月明かりさえも見えずに
座り込んだままで また
足元に視線を落とす

路地裏の片隅
ひとり
待ちくたびれてもう
眠る
静かなこの街で
待つ 意味も見いだせないままで
時が過ぎていくのを 待つ
唯それだけしかできない

静かで とても静かで
静かで とても静かで
静かな 静かな 生と死

静かで とても静かで
静かで とても静かで
スポンサードリンク


この広告は一定期間更新がない場合に表示されます。
コンテンツの更新が行われると非表示に戻ります。
また、プレミアムユーザーになると常に非表示になります。

COMMENT FORM

以下のフォームからコメントを投稿してください